左手に噴火湾、右手に太平洋を望む東向きの海岸段丘の上に広がる縄文中期の遺跡です。
5000年程前から1000年近くの間、住居として使用していたようです。
1996年度の調査で、東西方向にさらに遺跡が広がっていることが確認されています。
竪穴住居の規模が、非常に大きいことが特徴です。
2001年に、国の史跡に指定されました。
太平洋を望む海岸段丘の上にあります。
茅葺きの復元住居のほか、丸太を組んだ骨組みだけの住居祉が2戸あります。
出入り口は、北西に向いています。
屋根の上に草を生やす工夫が目を引きます。
炉を中心に手前に穴が一つ、奥に窪みが一つあります。
屋根の柱組です。
柱の固定も植物の蔓を使っています。
出入り口への梯子です。
煙出しの穴を内部から見たところです。
実際に炉で火を燃やし、煙で屋根の虫除けをするなど、使われていた状態を再現しています。