垣ノ島遺跡からは、垣ノ島川の左岸に形成された縄文時代の中期から後期にかけての集落と、
早期の土坑群の遺跡が見つかっています。
調査は2000年から実施しています。
これまでに調査した面積は、3,000平方メートルにもなります。
出土した遺物の総数は、5万点以上あります。
足形付土版は、垣ノ島遺跡から17点出土しています。
中には、石槍やつまみ付ナイフとセットで出土した足形付土版もあります。
足形付土版には、片足だけや、両足が付けられているものもあります。
中には、裏面に両手や片手が付けられているものもあります。
かかと側には、1つか2つの孔が開けられています。
足形付土版は、これまでも東北地方や北海道から出土していますが、出土例が少ないです。
こうして、土坑墓から足形付土版がまとまって出土するのは極めて希なことです。
豊原4遺跡からも4点出土しています。
どちらも、縄文文化交流センターに展示されており、それぞれの違いを見ることができます。